<フランス農事功労章  創設の歴史>

1883年7月7日:
当時のジュール・メリーヌ(Jules Méline) 農相が、フランス農事功労章とそのシュヴァリエ章を創設。
当時のフランスが農業でささえられていたことを受け、「約1,800万人が農業に従事しており、その仕事を通して国の豊かさの発展に貢献している。」とその功績を評価。農業関係者の数が多く、レジオン・ドヌール勲章では数が足りないため、農事功労章を創設した。
1883年12月、ルイ・パストゥール氏が受章。
1887年6月18日:
当時のフランソワ・バルブ(François  Barbe)農相が、オフィシエ章を創設。
1990年8月3日:
当時のジャン・デュピィ(Jean  Dupuy)農相が、コマンドゥール章を創設
「フランス農事功労章は、農業を成長させ、国益に貢献してきた。 1883年以来の成功は、新しい階級の創設にふさわしい。」


創設者は農事功労賞を一種の「レジオン・ドヌール・アグリコル(農業部門のレジオン・ドヌール)」と考えていたので、創設当初の勲章はレジオン・ドヌールのデザインと似ていました。その後デザインは変更されましたが、綬には緑地にレジオン・ドヌールと同じ赤色を縁のかざりに使い、権威ある勲章であることを象徴しています。

フランス農事功労章が創設された当時、その勲章が白い星型で綬が緑地で野菜のポロねぎに似ていたことから、一般の人々やジャーナリストは<ポワロー>というニックネームで呼んでいました。

<フランス農事功労章の主な規定>
1959年6月15日付の政令で制定され、1993年6月21日、1999年11月4日付政令で一部変更・補足されました。
1) 受章は、30歳以上、民事上の権利を有し、農業分野で15年以上の経験があること。(農業、農業関連の産業、公的機関、科学的研究、農業関連の出版など
2) オフィシエ章への昇叙(昇級)は、シュヴァリエ章受章から5年以上が経過していること。コマンドゥール章への昇叙は、オフィシエ章受章から5年以上が経過していること。(ただし、レジオン・ドヌール勲章や国家功労勲章のコマンドゥール章、オフィシエ章の受章者は、上記の規定に関係なく、農事功労賞の同等の階級を受章できる)。
3) 受章と昇叙は、年2回、1月1日と7月14日に行う。年間の受章と昇叙の人数は、コマンドゥール章 60名、オフィシエ章 800名、シュヴァリエ章 3,200名。
4) 海外に住むフランス人、フランス内外に住む外国人も外務省の判断を経て受章することができる。外国人の場合は規定の経験年数を経ていなくても受章することができ、上記の規定の人数外とする。
5) 議定官会議は、農相直属で、以下の委員から構成される。
議長:農相  副議長:レジオン・ドヌール章議定官
大臣官房長(農務省)、農務省その他の長 5名
コマンドゥール章受章者から、名声などを考慮して選ばれた8名(任期3年)


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